長期の複利効果で資産7,000倍

長期の複利効果を実感する上で、実際に3つの指標で50年間運用した場合の実績値を確認してみましょう。

日経平均株

価日経新聞社が公表している日本のプライム市場(旧東証一部)を代表する企業225社の株価を平均したインデックス指数。プライム市場が約2,000社あるので、おおよそ1割の企業の株価の動きしか表していないが、225社は日本の代表的な企業になるので、日本の株価全体の動きをとらえているといっても良い。

S&P500指数

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が公表している、米国株式市場の株価指数の一つです。ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している代表的な500銘柄の時価総額を元に算出される。S&P500は米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしており、米国の市場動向を把握する上で非常に重要な指標。

バフェット

ウォーレン・バフェット。世界で最も成功した投資家でバリュー株投資の大家。1930年に米国のネブラスカ州オマハで生まれ、現在92歳でオマハに暮らしながら投資会社バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOを務めている。この複利利回りはウォーレン・バフェットの実際の運用成績。

 

長期の複利効果

例えば、この3指数に50年前に複利運用で100万円を投資していたら、日経平均株価は1,300万円、S&P500指数は1億1,200万円、バフェットは70億8,200万円となっていた。

下記のグラフを見てほしい。長期にわたって複利運用をする場合は、利回りの少しの差でも結果がこんなに大きく変わるので、驚かされる。

資産を増やすには、安定的なリターンで長期で複利運用することが重要とわかる。

ウォーレン・バフェットのように割安な個別株を自分で探して、長期で投資していく手法はなかなか真似できないが、S&P500のようなインデックス運用であれば長期の複利運用は可能ではないかと思う。

長期の複利効果を上手く活用してきましょう。