つみたて投資枠に設定されている商品の中で、「FTSE Global All Cap Index」をベンチーマークに採用している投信は、以下の4銘柄になります。
(出所:金融庁)※5:12月21日、「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」を追加。
比較表を見ていきましょう。
ファンド概要
この4つの中で、楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドは、米国市場を除いていて、そもそも他の3つと投資対象が違うので、比較から省いた方が良いでしょう。残り3つで比較しましょう。
運用スキーム
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」 と「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」は、3つのETFを組み合わせて、ベンチマークのFTSE Global All Cap Index に連動するよう運用しています。
一方で「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」 は、ベンチマークのFTSE Global All Cap Indexに連動するように作られたバンガードのETF1本に投資しており、シンプルな運用スキームとなっています。
ベンチマークへの連動性は、この「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」の方が高いといえるでしょう。
【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】
【SBI・全世界株式インデックス・ファンド】
【SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド】
販売手数料
どれもゼロで違いはありません。
経費率
継続的な費用をみる時は、通常、信託報酬を確認します。
0.11%〜0.20%で少し違いがありますね。
経費率を確認してみましょう。
算出方法は以下の通りです。
経費率=“1万口当たりの費用明細÷決算期間の平均基準価額(分配金込み)”
SBI・全世界株式インデックス・ファンドの経費率は0.09%と低いです。
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドは、まだ開始して1年経っていないので、経費率は出せません。
比較結果
今のところ経費率が低い SBI・全世界株式インデックス・ファンド が良いでしょう。
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド の経費率は、まだ出ていなかったので、運用報告書が出たところで確認していきたいと思います。
もし、経費率が SBI・全世界株式インデックス・ファンドと同等であるならば、ベンチマークとの乖離(トラッキング・エラー)が小さいだろうSBI・V・全世界株式インデックス・ファンド を選択することになるでしょう。