投信・ETFスクリーニング(ネガティブチェック)

 

前回も記載したスクリーニングのポイントをまとめると、以下のような流れとなる。

  1. 想定利回りの水準に合った銘柄群を見つける(10〜20銘柄)。
  2. その銘柄群の中で、シャープレシオができるだけ高い銘柄を5銘柄ほどピックアップする。
  3. ピックアップした銘柄にネガティブチェックかけて、候補を2つに絞り込む。
  4. 最後にこの2銘柄のうち、どちらにどれだけ投資するか、その配分も含めて決定する。

 

今回は3のネガティブチェックについてです。

 

これは、この項目の一つに該当すると、投資候補から完全に除外するというわけではないですが、該当項目が多いものから、投資候補から外していきます。

 

株式型投信のネガティブチェックのポイントを以下に記載します(順不同)。

 

新NISA

→ つみたて投資枠または成長投資枠の銘柄であるか確認しましょう。

 

購入手数料

→ ノーロード(販売手数料無料)で購入できる金融機関があるか。

 

信託報酬と経費率

→ 信託報酬と開示している経費率の乖離が大きくないか(隠れコストを確認)。

 

純資産額

→ 目安として30億円以上あるか。

 

販売会社

→ ネット証券で取り扱いがあるか、グループ会社のみの販売になっていないか。

 

分配方針

→ 収益確保した以上の分配金を出していないか。

 

リターン、シャープレシオのブレ

→  1年、3年、5年、10年各々のリターンおよびシャープレシオは、期間によるブレが 大きくないか。

 

銘柄分散

→ 銘柄集中していないか(例えば10社など)。

 

投資方針

→ 投資する業種やテーマの市場が小さかったり、限定的ではないか。

 

投資期間

→ 投資実績が5年以上あるか。

 

運用会社

→ 会社としての運用実績は5年以上あるか。

 

基準価格

→ 1万円を下回りつづけていないか。

 

これだけに限りませんが、主なポイントはこれくらいです。

自分としてのネガティブチェックリストを作っておくと良いと思います。