この記事の中では、海外富裕層も日本への投資を増やしているようだ。
1~6月の海外投資家による日本の不動産の購入額は、前年同期に比べ1.4倍の5130億円まで膨らんだ。
このうち賃貸マンションは1割強を占めた。
なぜ、海外投資家の需要がこれほど強いのでしょうか。
それは、海外投資かからみると、日本のマンションはバーゲンセールをしているように見えるからです。
以下、確認下さい。
(日本から見た価格)
4-9月の東京23区平均価格(前年)7,768万円 →(今年)1億572万円(+36%)
4-9月の23区以外の平均価格(前年)5,172万円 →(今年)5,488万円(+6%)
(海外投資家から見た価格)1ドル130円(前年)→ 150円(今年)と想定
4-9月の東京23区平均価格(前年)60万ドル →(今年)70万ドル(+18%)
4-9月の23区以外の平均価格(前年)40万ドル →(今年)37万ドル(▲8%)
海外投資家はドル建てで見ていますので、円の下落部分(13%)は、バーゲンに見えるのです。
日本人からすると、大変なことですね。
1年で円の資産が13%も目減りしたのですから。
海外から観光客が日本にどっと押し寄せています。
これは、日本が観光地として素晴らしいこともありますが、単純に日本に旅行して物を買ったり、食事したり、サービスを受けるのが割安だからです。
円安は輸出が伸びて日本にとっては良いのではと思うかもしれませんが、それで恩恵を受けるのは一部の方です。
日本に円資産を持っている人は全て円安で資産が目減りして損します。
海外の物を買うにも価格が高くなります。
良いことは全くありません。
この円安のリスクを回避するには、外貨建て資産を持つしかありません。
だから国際分散投資が重要なのです。