インデックスファンドではリターンは物足りないと考える人にとって、アクティブファンドのパフォーマンスは気になるところだと思う。
前回は日本株でしたが、今回は世界株のアクティブファンドの実力とはどんなものか見てみましょう。
長期投資ということで、過去10年間のパフォーマンスを調べてみました。
リターン順に並べると以下の通りです。
ランキングトップのファンドで年率24.5%、騰落率で言うと、895%ほどになります。
10年でこれだけ増えれば文句はないですね。
ランキングの他のファンドを見ると、テクノロジー株とインド株が大半を占めています。
この2つが、ここ10年間の世界株を牽引してきたことが確認できます。
(出所:ウエルスアドバイザー)
では、インデックス投信のオールカントリー(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込、円ベース))との比較ではどうでしょうか。
オールカントリーの10年リターンは、年率12.1%、騰落率で313%と、先ほどのアクティブファンドに比べ、約半分のパフォーマンスになってしまいます。
インデックスファンドとアクティブファンドとは随分、違いがあります。
これはコスト控除後のパフォーマンスなので、コストが高くてもアクティブファンドにする価値はありそうです。
ちなみに、この「野村世界業種別投資シリーズ(半導体)」は、14年の運用実績があり、設定以来のパフォーマンスは、トータルリターンで年17.9%、騰落率で1,392%という実績です。
世界株アクティブ投信の中でもトップファンドは、実力もなかなか凄いですね。
こういった長期間でも年率20%近くのパフォーマンスを出せるファンドに出会いたいものです。
日本株はこちらを参考にして下さい。