この記事のように、インデックス VS アクティブ どちらが正解? という話を良く見かけるが、その2択だけで良いのかということを考えてみたいと思います。
投資信託をこの2つのタイプに分けると、以下の表のような違いになります。
(出所:2月19日付日経新聞)
この選択にどちらが正解というのはなくて、どれだけのリターンを求めるかによって、選択は変わってくると思います。
市場平均以上のリターンを求めたいのなら、アクティブファンドを選択するだろうし、市場平均のリターンで十分と考えるのなら、インデックスファンドを選択するということだと思います。
アクティブファンドは信託報酬が高いから、長期投資に向かないという考えは単純すぎるのではないでしょうか。
実はファンド分類もこの2択しかないわけではありません。
この間の戦略のファンドもあります。
それは「スマートベータ戦略」のファンドです。
イメージでいうと、以下の図になります。
(出所:ダイヤモンドオンライン2022年4月16日)
詳しくは以下のリンクを参照下さい。
国内株式ファンドで具体的に銘柄を見てみましょう。
分類は以下の通りです。
「情報エレクトロニクスファンド」・・・アクティブファンド
「上場インデックスファンド225」・・・インデックスファンド
「日経平均高配当利回り株ファンド・・・スマートベータファンド
コスト(経費率)を比較すると、スマートベータの「日経平均高配当利回り株ファンド」は、0.7%と中間に位置しています。
パフォーマンスはというと、どの投資期間(1年、3年、5年)においても「上場インデックスファンド225」を大きく上回っています。
コスト対パフォーマンスで、なかなか効率的なファンドですね。
このように、優秀なスマートベータ戦略のファンドも存在します。
今後は、インデックス VS アクティブ という単純な考えではなく、その中間も含めて、銘柄を選択していきましょう。
【参考】