新NISA口座利用実態からの気づき

prtimes.jp

 

新NISAがスタートして1ヶ月半が過ぎました。

利用実態をアンケート形式で調べた内容がありましたので、読んでみました。

私の中でも内容で2つほど気づきがあり、以下に記載しましたので、参考にしてみて下さい。

 

■調査概要

調査期間:2024年2月9日        

調査手法:インターネット調査          

調査地域:全国                                 

調査対象:30歳~59歳、男女

サンプル数:3,000人

調査会社:アイブリッジ株式会社

 

Q:新NISA口座を開設していますか?

 

既に開設している人が22%で、今後解説予定17%を併せても計39%という状況です。

 

これだけ、新NISAが報道されて、官民あげて推進していますが、61%の人は活用する気がないということ、ここまで資産運用への関心が低いのは、意外だなと思いました。

 

もう少し関心が高まっているのかと思っていました。

自分でブログを書いて、アクセスも増えていることもあり、少しバイアスがかかっていました。

 

理由は記載されていませんが、想像するに、資産運用するほど資金に余裕がないということと、投資未経験でリスクを取りたくないということかなと思いました。

 

金融広報中央委員会の世論調査(令和3年)の調査によると、貯蓄がゼロの世帯は全体の30%いるそうです。

 

また、これは経験値ですが、元本保証がある預金しかしないという層(岩盤預金層)が、10-20%くらいはいますので、61%が新NISAを活用する気がないというのもわからないでもないです。

 

それにしても関心が低すぎるような・・・。

 

Q:具体的にどのような商品に投資していますか?(新NISA口座を開設している人へ複数回答で質問)

 

下記、グラフの通り、「投資信託(米国株)」、「投資信託(全世界株)」、「個別株(日本株)」がトップ3となりました。

 

オルカン、S&P500、日経平均などのインデックス利用が多いので、全世界株、日米株が多いのは頷けます。

 

(出所:株式会社バイアンドホールド、2024年2月新NISA利用の実態調査)

 

少し意外だったのが、日米の個別株に投資している人が多い点です。

 

もちろん、株主優待や配当狙いで購入している人も多いとは思いますが、個別株は投資信託と違って、銘柄が集中する分リスクが一気に高まるので、リスクを取り過ぎないか心配します。

 

個別株投資は、含み損を抱えやすかったり、インデックスは上がっているのに、自分の株は上がらないジレンマが起こったり、思い入れが強くなり過ぎて投資額が偏ったりと、色々悩む時間が多くなり、ストレスが増します。

 

これに耐えられない人は個別株投資はすべきでないというのが私の意見です。

 

以上、アンケートの内容から、気になる点をピックアップしました。

ご参考までに。