前回ご紹介した 明治安田アセットマネジメントの資産運用電卓を利用して、資産形成プランを立ててみましょう。
まずは目標金額の設定です。
老後の資金は月いくら必要か
30歳の自分を想定します。
60歳まではしっかり働き、毎月の積立で資産を形成し、60歳以降資産を取り崩し100歳まで生きる前提(40年間の老後)で老後資金を作ります。
人生100年時代への対応です。
2021年度の国の統計によると、夫婦二人の場合、標準的な年金は厚生年金約22万円です。
これでは明らかに生活費が足りないので、普通の生活していくにはプラス月10万円くらいですが、少し余裕のある生活したいので、月15万円程度とみてはいかがでしょうか。
目標金額を計算してみる
では、60歳時点で資産の目標金額がいくら必要か計算してみましょう。
先ほどの資産運用電卓の画面で、右のタグの取崩し分析を使います。
その下の4つのタグは一番左の投資元本を計算するを選択します。
毎月の取崩額15万円、運用期間は40年間(100歳-60歳)、リターンは2%と置きましょう。
リターン2%については、預金とバランスファンドを組み合わせて、比較的安全な運用で問題なく運用できるレベルだと思います。
ここまで入力したら計算のボタンを押して下さい。
以下のように計算されると思います。
目標金額は?
目標金額は4,969万円と出ました。約5,000万円ですね。
このグラフを見ると、もし、5,000万円を2%で運用しないで元金だけ月15万円ずつ取り崩していったら、27年しか持ちませんね。(元金残高はグラフのグレーの部分)
残り13年分は2%のリターンの収益分で賄ったということです。(リターンの収益分はグラフの赤の部分)
資産を取崩すにしても運用しながら取崩す必要があるということがわかります。
ということで、結果が出ました。
60歳までに5,000万円の資産形成の目標を立てましょう。