前回、外貨運用には、外貨建て投資信託の債券ファンドが適しているという話をしました。
なぜかというと、他の外貨運用に比べて、税金面でお得(NISA利用可能)でコストも安いからです。
外貨建て投資信託の債券ファンドといっても何百銘柄もあって、どれを購入したら良いか迷うと思います。
今回は、何百銘柄の中から、購入するファンドを選ぶ際の注意点を書こうかと思います。
【選択する際の注意点】
1.ヘッジなしを選ぶ
- 債券ファンドには「ヘッジあり」と「ヘッジなし」があります。「ヘッジあり」だと外貨建てではなくなってしまい、円安リスクのヘッジにはなりません。
2.投資対象を先進国の国債のものを選ぶ
- これは投資対象債券の信用リスクと国の通貨リスクを極力抑えるためです。
- 米国債に投資するファンドがベスト
3.期間が短い債券に投資しているものを選ぶ
- 金利上昇した時のリスクを極力抑えるため、期間3年くらいまでの債券のみ投資しているものが良いです。
4.コストが安いものを選ぶ
- ネット証券などで購入すれば、すべて販売手数料ゼロです。
- 信託報酬はできるだけ低いものにする。目安は0.3%以下。
5.新NISA対象の銘柄を選ぶ
- 毎月分配のものや信託期間20年未満のものは新NISAの対象から外れるので、注意しましょう。
【具体的な銘柄】
一つ候補を挙げるなら、「iシェアーズ 米国債1-3年」(ETF)です。
期間1-3年の米国債にのみ投資するファンドです。
為替ヘッジはありません。
信託報酬等実質コストは年0.15%程度です。
是非、参考にして下さい。