投資信託協会は21日、新NISAの「成長投資枠」対象ファンドについて、運用会社からの届出分を公表した。
リストの公表は今回が初めてだ。
対象ファンドは995本で、内訳は、上場投資信託(ETF)が54本、それ以外の投資信託が941本となっている。
国内には公募投信が約6,000本あるが、そこから、成長投資枠の条件となっている信託期間が20年以上、毎月分配型を除外、デリバティブ取引利用除外などスクリーニングをかけた結果、第一弾として995本公表したものだ。
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第二弾以降、今後の公表予定は以下のとおり
2023/07/10、2023/08/01 、2023/09/01 、2023/10/02 、2023/11/01、2023/12/01 、2023/12/19
おさらいになるが、成長投資枠のファンドは生涯のNISA枠1,800万円のうち1,200万円までしか利用できない。
残り600万円の枠はつみたて投資枠になり、この対象ファンドは金融庁で別途指定されている現在のつみたてNISA対象ファンドがそのまま対象となる予定。
この現在(6月19日)のつみたてNISA対象ファンドは、全部で224本(ETF30本、それ以外の投信194本)となっている。
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このように、2024年1月から始まる新NISAは、つみたて投資枠は金融庁、成長投資枠は投信協会で一定のスクリーニングをしているので、投資家にとって不利益になるようなファンドはある程度除外できているといえよう。
特につみたて投資枠は、コスト面も厳しくスクリーニングされているので、より安心できると思う。
ただ、あまりにもひどいファンドを除外しているだけで、そのファンドのパフォーマンスを保証しているわけではないので、投資にあたっては、自分の目でしっかり確かめる必要があるには変わりない。
ファンド選びは非常に重要なので、引き続き、このブログで紹介していきます。