アップルの株式時価総額が3兆ドル(約430兆円)突破

 

news.yahoo.co.jp

 

アップルの株式時価総額が3兆ドル(約430兆円)突破した。

 

株式時価総額とは、「株価×発行済株式数」 で計算され、その企業の規模(株式価値)を表している。

 

トヨタの時価総額は約37兆円、日本の株式市場全部合わせて約850兆円ですので、アップルの企業の規模は、トヨタの約12倍、日本の上場企業(合計)の半分あるということです。

 

いかがですか。アップル1社の企業の規模がいかに大きいかわかりますでしょうか。

 

世界的なインフレの環境化では、アップルのような価値のある商品やサービス(値上げができる商品やサービス)を持っているグローバル企業は、商品やサービスの値上げをしやすいので、有利に働き、企業の業績が良くなります。

 

これを見越して、アップル株に資金が集中して、アップル株が上がっているという状況です。

 

また、もう一つ大きな理由があります。

それは、世界からのS&P500指数への投資です。

 

日本でもS&P500指数に連動したインデックスファンドが人気です。

下記の表の通り、投資額が大きい3つのファンドだけで、S&P500指数に連動したファンドに3兆4千億円が投資されています。

 

S&P500の中でのアップル株のシェアは7.3%なので、この3つのファンドだけでも、日本から約2,500億円が投資されています。

 

(出所:ウエルスアドバイザー)

 

日本の新NISAは、これからが本番だから、1,100兆円の日本の現金・預金が、グローバル株式に投資されると、更にアップル株に投資が集まるでしょう。

 

これだけ大きな時価総額になると、世界の機関投資家からしても、アップル株は投資対象として外せない銘柄になっており、この傾向は続くでしょう。

 

アップル株バブルはこれから本番かもしれません。

 

今回はアップル株に個別に投資した方が良いと勧めているわけではありません。

 

世界のインデックスファンドに投資すると、アップル株を間接的に多く保有することになるので、

投資成績はアップル株のパフォーマンスの影響を受けやすいということを知っていてほしいということです。