以下は、新NISA対象ファンドの1ヵ月リターン(12/25~1/25)ランキングになります。
インデックスの代表格、オルカン:5.37%、S&P500:6.53% に対し、ランキング1位の「野村世界業種別投資シリーズ」:16.08%を筆頭に、10位の「三菱UFJバリューオープン」でも10.05%と高パフォーマンスを残しています。
テーマ的には、半導体、AI、通信などのテクノロジー分野がランキングのほとんどを占めています。
中には、2位の「トヨタ自動車/トヨタグループ株式ファンド」とトヨタグループ株に集中投資しているファンドや10位の「三菱UFJバリューオープン」のような国内バリュー株ファンドと毛色の違うものがランクインしています。
(出所:SBI証券)
では、どのような企業が、これらのファンドの上昇を牽引したのでしょうか。
2位、10位のファンドをみてみると、トヨタ自動車の比率が高く、上昇を牽引していたのがわかります。
牽引したトヨタ株は1ヶ月で13%上昇しています。
【トヨタ自動車/トヨタグループ株式ファンド】
【三菱UFJバリューオープン】
では、1位、3位、4位、5位のファンドをみてみましょう。
牽引した銘柄は以下の通りです。
- NVIDIA:30%
- アドバンスト・マイクロ・デバイセズ:28%
- BROADCOM:12%
- クアルコム:7%
【野村世界業種別投資シリーズ】
【ニッセイSOX指数インデックスファンド】
【次世代通信関連 世界株式戦略ファンド】
【たわらノーロードフォーカスAI】
今回は1ヶ月という短期のリターンをみてきたので、長期投資においてどれだけ参考にるかはわかりませんが、年明けに市場が牽引する銘柄や業界のイメージはできたのではないでしょうか。
国内のトヨタは別ですが、世界では、半導体、AI、通信などのテクノロジー分野が引き続き牽引しているのをみると、この分野に対する期待は大きいのかと改めて感じます。
ただ、短期的に上昇しすぎているところが気になるところです。
この分野が成長していくのは短期的ではなく、長期的ですので、あくまで投資の目線は長期投資で時間分散(購入タイミングを分けて)で購入するのが良いかと思います。