1月24日、JPXプライム150指数に連動した「iFreeETF JPX プライム150」が上昇しました。
JPXプライム150指数は、2023年7月から算出している指数で、高PBR・高収益150社の価値創造が推定されるエリート銘柄を選抜した指数です。
この指数はプライム市場の時価総額上位500社のうち、自己資本利益率(ROE)から資本コストを引いた「エクイティスプレッド」の上位75社と、この75社を除いた企業の中でPBR1倍超の時価総額上位75社の計150社で構成するものです。
詳細は、下記リンクを参照下さい。
この指数の銘柄150社を4つの指標でTOPIXや海外の有名な指数を比較した結果は、以下の通りです。
見ての通り海外指数の銘柄と比較しても劣らない水準の企業が選定されています。
(出所:大和アセットマネジメント)
具体的に組入上位10社を見てみましょう。
下記の通り、トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャルG、三井住友フィナンシャルG、三菱商事などが外れてきます。
これは銀行株は時価総額が大きい割に、低PBR銘柄(ビジネスの採算性が悪い)が多く、指数から外れたものと思われます。
そういう意味では、「JPXプライム150」は「TOPIX」に比べ、収益性の高い銘柄が集まっていると言えるでしょう。
この指数に連動したETFが、今回上場した大和アセットマネジメントの「iFreeETF JPX プライム150」であり、これを購入すれば、日本の高収益を厳選した大型銘柄に安心して投資できるのではないでしょうか。
反面、この高収益というのは、既に株価に評価が織り込まれていると思われます。
よって、安定感はありますが、低PBRの割安銘柄投資(バリュー株投資)と比較しては、投資リターンは限られるのではないかと思います。
ちなみに、信託報酬は、0.176%(税込)とかなり低い設定となっています。