ChatGPTで注目のAI関連投資信託「イノベーション・インデックス・AI 」

イントロダクション

ChatGPTの衝撃のデビューで大きな注目を浴びたAI市場は、今後の世界経済を牽引する重要な市場と言えるでしょう。

 

ChatGPTのような生成AIサービスを支える技術として、半導体やデータサービスなどAI関連企業は数多くあります。

 

今回は、このようなAI関連企業の株式に投資する注目のファンドをご紹介したいと思います。

 

STOXXグローバルAIインデックス

まずは指数のご紹介です。

この指数は、大手指数プロバイダーであるスイスのSTOXX(ストックス)社が開発・算出しているAI関連企業の指数です。

 

AI関連事業の「ハードウェア関連」、「データサービス関連」、「AI応用・活用関連」の3つの事業から得ている収益の割合が、全体の50%以上の銘柄が対象です。

 

銘柄入替は、毎年6月に、時価変動等によるリバランスは、四半期毎に実施します。

 

投資信託「イノベーション・インデックス・AI」

STOXXグローバルAIインデックス(ネット・リターン、円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指すファンドです。

為替ヘッジは実施しません。

 

運用会社は三井住友DSアセットマネジメントで、2018年6月に設定、運用資産は66億円とやや小粒なファンドです。

 

投資対象地域は世界全体ですが、結果的に米国の企業が80%超を占めます。

投資企業は48社です。

 

組入上位10社は以下の通りです。

10社全て米国企業となります。

 

信託報酬は年0.8195%(税込)とこのようなアクティブなファンドにしては、比較的安いです。

 

最後に、直近5年間の実績を見てみましょう。

 

「オールカントリー(ピンク線)」が117%上昇したのに比べ、「イノベーション・インデックス・AI(青線)」は240%と倍以上上昇しています。

 

インデックスファンドを圧倒的に上回るパフォーマンスを弾き出しています。

 

(出所:ヤフーファイナンス)

 

まとめ

よく「オルカン」と「S&P500」のどっちが良いかという議論があります。

悩んだところで、この2つのパフォーマンスはそれほど大きく変わりません。

 

本気でリターンを求めるのであれば、今回ご紹介した「イノベーション・インデックス・AI」ファンドへの投資を追加すれば良いと思います。

 

オルカン+イノベーション・インデックス・AI

または

S&P500+イノベーション・インデックス・AI

 

割合によっては、全体のパフォーマンスが大きく変わってくるのではないでしょうか。

ちなみに、新NISAの成長投資枠での利用も可能です。