軟調な米国株、こんな相場で見直されるファンドとは?

米国株式がここ2~3ヶ月軟調に推移しています。

代表的な人気米国株投信の動きを見てみましょう。

代表的銘柄としては以下の5つで、配当貴族指数以外、純資産額上位銘柄になります。

 

直近1年の基準価格の推移になります。

5月頃から8月高値までの米国株相場の上昇は、netWINGSテクノロジー株式ファンド(オレンジ)に入っているIT銘柄やAB・米国成長株投信(ブルー)に入っている成長株銘柄が寄与したようです。

【netWINGSテクノロジー株式ファンド上位銘柄】

【AB・米国成長株投信上位銘柄】


一方で、S&P配当貴族指数は今一つのパフォーマンスでしたね。

5月〜8月の相場上昇についてきていなかったようです。

 

今の相場は、2つの紛争で世界情勢が不透明なこと、米国をはじめとして世界がインフレに悩まされていることから、軟調に推移しており、この2つの課題が解決しない限り、以前の成長株優位の相場に戻ることはないと思われます。

 

こんな時は、本来はバリュー株や安定的に配当を出す株式が優位に立つと言われてます。

直近のパフォーマンスは今一つだった「S&P配当貴族指数」の銘柄群が見直されるのではないでしょうか。

今から米国株投資を始める方は、「S&P配当貴族指数」も一つの選択肢かと思います。

 

以下はご参考までに。

 

S&P 500配当貴族指数とは、S&P 500指数構成銘柄のうち、以下を基準に作成されたインデックスになります。

■ 25年以上連続で増配している銘柄が対象
■ 時価総額30億米ドル以上
■ 各銘柄のウェイトは均等投資、幅広い業種に分散
■ 64銘柄で構成(2023年1月末)

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