中古品店で「金」の持ち込みんで売却する人が急増しているようです。
金の価格が円建てで高値を付けており、今が売り時だと判断しているのでしょうか。
この動きを見ると、日本人は金の価値がわかっていないのではないかと思ってしまいます。
ドル建ての金価格を見てみましょう。
世界の基軸通貨はドルなので、世界の人が金価格を見る場合は、当然ドル建てで見ることになります。
実は2020年7月から3年ほど金価格はまったく上がっていません。
では、日本人が見ている円建ての金価格を見てみましょう。
2020年7月から1.4倍の価格になっています。
今、金を売却する人達は、円建ての価格だけを見て売却に走っているのです。
これは金価格自体が高くなったのではなく、円安で金価格が高くなったように見えているのです。
私からすれば、虎の子の金をなぜ、今売却してしますのか不思議です。
今後も日本を含め、世界でインフレが続くので、これからのことを考えれば、逆にインフレヘッジで金を購入する方が正しいと思います。
今、金を売却して、価値が下がる円を手にしてどうするのでしょうか。
このようなことをしていては、日本の家計の資産が目減りしていくのは当然と言えます。
これからの時代、金融リテラシーがあるかないかで、資産の増え方が相当変わってくるでしょう。
このブログで読者の皆さんの金融リテラシーが高まることを願っています。
一緒に頑張って学びましょう。