新NISAでは、オルカンやS&P500など株式で長期間積立投資をしようとSNS他あらゆる記事で書いてあります。
なぜ、株式で長期間積立投資をするのかというと、以下の理由からです。
- 株式は資産の中で高い利回りが期待できる(世界株で6-7%)
- 長期間投資することで、リスク(リターンのばらつき)を小さくできる
- 積立投資で時間分散することで、買値を平均化し、リスクを小さくできる
では、本当にそうなのかシミュレーションした結果がありますので確認してみましょう。
以下の記事を参照下さい。
分析方法は以下の通りです。
積立投資の結果を見てみると、以下のことがわかります。
- 期間が長くなればなるほど、リターンのばらつきが小さくなる(リスクが小さくなる)。
- 期間が長くなればなるほど、リターンが6%〜10%に収斂する。
一括投資の場合もほぼ同様の結果が得られます。
これら2つのシミュレーション結果から、以下の1、2は確認できました。
- 株式は資産の中で高い利回りが期待できる(世界株で6-7%)
- 長期間投資することで、リスク(リターンのばらつき)を小さくできる
- 積立投資で時間分散することで、買値を平均化し、リスクを小さくできる
3については、積立投資と一括投資で大きな差は出ず何とも言えないですが、30年間投資した場合だけ、積立投資の方がリターンが収斂しており、効果があったようです。
ただ、記事では、積立投資も一括投資も変わらないと結論付けています。
これは結論がやや飛躍しすぎかと思います。
今回の一括投資は、投資のタイミングを機械的に1ヶ月毎に投資タイミングをずらして投資した場合のシミュレーション結果になります。
ただ、実際に一括投資する場合は、人がタイミングを測るので、相場が上がった高い時のタイミングで投資しがちになります。
例えば1年間12回の一括投資のタイミングがあるとすると、今回のシミュレーションのように、毎月均等に一括投資されるのではなく、相場が高くなるタイミングで投資する回数が多くなるのです。
要は一括投資の場合は人の心理に左右されやすいということです。
積立投資の場合の方は、タイミングを測る必要はないので、機械的に毎月一定額を投資できるので、人の心理に左右されにくいのです。
この人の心理からくる投資行動をこのシミュレーションに織り込むと、機械的に毎月一定額投資する積立投資の方がリスクを小さくできると考えます。
結論、株式投資は迷わず、長期積立投資を選択しましょう。