信用取引で追証になり、期日間近でも損しない唯一の方法は現引です。それをやれば大赤字のまま延命できる。そのためには多額の金がいる。それを用意できなければ爆死。だから金をかき集めるしかない。口座残高もないのに、どうやって金を作る?本当の地獄だよ。そうなる前に信用取引は絶対にやめよう。
— 三崎優太(Yuta Misaki) 青汁王子 (@misakism13) 2024年8月15日
青汁王子こと、三崎優太さんが、株式の信用取引で10億円単位の多額の損を出したとのことで、Xでは炎上騒ぎとなっています。
多額の損は今回の日本株の急落が要因です。
信用取引とは、証券会社からお金を借りて、通常よりも多くの株を買ったり、株を借りて売ったりする取引のことです。
これは、手持ちのお金や株を担保にして、証券会社から資金や株を借りることで行います。
信用取引を使うと、手持ちの資金の約3倍の取引が可能になり、リターンが大きくなりますが、リスクもその分大きくなります。
投資初心者が、個別株の信用取引をすることはないと思いますが、以前も記事に書いた楽天証券で販売している「楽天日本株4.3倍ブル」は購入している人もいるのではないでしょうか。
これも信用取引の一種で、上下の振れが大きい商品なので、注意が必要です。
投資商品としてお勧めしません。
では、どれだけリスクが大きいか、今回の日本株の急落時の値動きを確認してみましょう。
日経平均株価が42,224円の最高値を付けた7月11日に、この商品の基準価格は53,664円を付けています。
次に、日本株が急落した8月5日に、日経平均株価は31,458円となっていますので、最高値から約25.5%下落しています。
一方で、楽天日本株4.3倍ブルの基準価格は11,543円となっていますので、最高値から約78.5%下落しており、日経平均株価の下落率の約3倍になっています。
いかがでしょうか。
日経平均株価のインデックスを高値で購入した人でもあの25.5%急落の局面は耐えられずに、売却した人も多かったと思います。
楽天日本株4.3倍ブルを高値で購入した人にとっては、悲劇です。
78.5%の損ですので、元金がなくなってしまうかと思うくらい恐怖を感じて狼狽売りした人もいたのではないでしょうか。
青汁王子が信用取引で大きな損を出しましたが、楽天日本株4.3倍ブルも同様にどんでもない大きな損が出るくらいのリスクを抱えた商品です。
お勧めしない理由がわかるでしょう。
再度、結論を一言、楽天で人気の「日本株4.3倍ブル」はやめとけ 以上です。