新NISA日本株買い年9兆円へ、日本株相場をけん引

www.nikkei.com 日本証券業協会が3月に公表した証券会社10社(大手5社・ネット5社)の2月末時点のNISA口座の開設・利用状況によると、1〜2月の買付額(1カ月平均)は、合わせて1兆7,700億円と、前年1〜3月の月平均の3倍に達しました。 当初の予想では、海外…

EVバブル崩壊とトヨタの台頭

www.nikkei.com EV大手テスラの1-3月世界販売が前年同月比9%減と約4年ぶりマイナスとなりました。 中国EVメーカーとの価格競争にさらされ、中国販売が約20%減少したのが響いたようです。 ただ、低迷の原因はそれだけの問題ではなく、EVバブルそのものが崩壊…

新社会人にお勧めの貯蓄法

www.nikkei.com 4月1日になりました。 新社会人になる方も多いと思います。 これまではある意味親からの経済的援助を受けて育ってきましたが、社会人になると、経済的な自立が求められます。 では、何から始めたら良いのでしょうか。 せっかくNISAがあるのだ…

PBR1倍割れ解消に再注目

www.nikkei.com 新NISA経由で購入された日本株式で人気の個別銘柄は何でしょうか。 ネット証券大手5社のNISA経由の買い付け金額(1月〜3月15日)を集計したところ、以下の通り、配当や株主優待が充実した銘柄が上位を占めました。 (出所:2024.4.1付日経電…

危機への備え:金資産の上手な使い方

下記の通り、3月に入り金価格が上昇して最高値を更新し続けています。 なぜ、高騰しているのでしょうか。 金価格が上がる時はどんな時か、一般的には以下の通りです。 基軸通貨であるドルが安くなる時 世界的に金利が低下する時 物価上昇が起こる時 地政学リ…

クレカ積立:三井住友カード×SBI証券の大改悪

2024年3月8日に金融商品取引業者等に関する内閣府令が改正されたことにより、各社がクレカ積立の上限額をこれまでの月5万円から10万円への引き上げ対応を発表していました。 詳細は先日の下記記事を参照下さい。 nisa.work この中でSBI証券1社だけ詳細を発表…

34年ぶりの円安水準:円安リスクを真剣に考えよう

www.nikkei.com 外国為替市場で27日、円相場が1ドル=151円97銭に下落しました。 1990年7月以来34年ぶりの円安水準となりました。 3月19日に日銀がマイナス金利解除で、政策金利を利上げの方向に舵を切ったのですが、円高にはならず、逆に円安が加速していま…

公示地価上昇:REITを活用したインフレ対策

mainichi.jp 記事の通り、26日公示地価が発表されたが、全用途の全国平均が前年比2.3%上昇し、上昇幅は1992以降で最大となりました。 下記のグラフを見てもわかるように、コロナ禍で一旦は下落した地価がぞ油商に転じています。 特に、3大都市圏の上昇幅が大…

株主還元最高の25兆円、日本株を持たざるリスク

www.nikkei.com 2024年度の日本企業の株主還元は最高の25兆円になります。 株主還元は、自社株買いと配当になりますが、配当だけでも約16兆円になるようです。 個人は日本株の20%を保有するので、約3兆円が個人の財布に入る計算になります。 当然ながらこの3…

為替市場の注目点:止まらぬ円安に備えよ

www.nikkei.com 3月19日に日銀がマイナス金利政策解除に動いたが、その後、円安が続いており、1ドル151円を超えてきています。 本来、米国が政策金利を維持して、日本が利上げの方向に動けば、日米金利差が縮小して円高になります。 ただ、今回のマイナス金…

株式市場の注目点:バリュー株優位の相場

日銀が3月19日にマイナス金利解除を発表して、すぐに更なる利上げがないことから、下記の通り直近の長期金利(10年)は、0.74%まで低下して、現在は比較的落ち着いた動きとなっています。 【期間10年の日本国債の利回り推移】 (出所:SBI証券) 今回、日銀…

日経平均株価が史上最高値を更新、まだ上昇余地はあるのか?

www.nikkei.com 祝日明けの21日、日経平均株価の終値は19日比812円06銭高の40,815.66円と、約2週間ぶりに史上最高値を更新しました。 世界最大の資産運用会社、米ブラックロックのラリー・フィンク会長は21日、「日本経済は本格的な好循環に入った。日本株に…

日銀、マイナス金利解除で生活はどう変わる?

www.nikkei.com 日銀が3月19日の金融政策決定会合でマイナス金利政策を含む大規模緩和を解除しました。 欧米の場合、コロナ明けの急激な物価上昇が止まらないので、慌ててゼロ金利から5%まで急激に金利を上げて市場が混乱していました。 今回の日本は、これ…

若年層の資産の増やし方:まずは種銭作りから

www.nikkei.com 春闘2024 賃上げ額の状況 連合33年ぶり 全労連25年ぶりの水準 日銀の判断は | NHK 報道によると、2024年は2.5%〜5.3%の賃上になりそうです。 これは嬉しい話ですが、日経の記事にもあるように、家計の税・社会負担率は2023年9月時点で28%と過…

金融危機への警戒:米国株式市場とリスク分散の重要性

2月に米商業用不動産ローンの焦付きで、信用不安が噴出していた米大手地銀NYCBは、格下げ等を受けて、更に株価が下落、株価は1月30日の5分の1まで急落しました。 www.bloomberg.co.jp もし、この銀行の破綻が起これば、昨年のシリコンバレー銀行の時のように…