2023-01-01から1年間の記事一覧

アクティブETF、株型に加えて債券型も登場

www.nikkei.com 9月に上場したアクティブETF6銘柄の純資産額が順調に積み上がっているようだ。 これまで日本ではアクティブETFは存在しなかったが、9月に東京証券取引所が初めて上場を承認し、取扱が開始された。 3週間経過したところだが、下記のグラフの通…

純資金流入額ファンドTOP10(2023年10月16日〜10月20日)

(出所:ウエルスアドバイザー) 国内公募追加型株式投信を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2023年10月16日〜20日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、 「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算…

軟調な米国株、こんな相場で見直されるファンドとは?

米国株式がここ2~3ヶ月軟調に推移しています。 代表的な人気米国株投信の動きを見てみましょう。 代表的銘柄としては以下の5つで、配当貴族指数以外、純資産額上位銘柄になります。 直近1年の基準価格の推移になります。 5月頃から8月高値までの米国株相場の…

住宅ローンの金利アップに備えよう!

18日、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時0.815%を付けた。 2013年8月以来、10年2カ月ぶりの高水準で、日本銀行は金利の上昇を抑える処置を行なった。 この長期金利の上昇は、住宅ローンに大きな影響を与えるので、市場で何が起こっているか…

5年で500%超上昇した代替資産とは?

以下は3つの資産の直近1年間の価格推移です。 ブルー(?):+56.9% 黄色(GOLD):+21.8% 水色(S&P500):+12.6% 続いて、同じ資産の5年間の価格推移です。 ブルー(?):+519.8% 黄色(GOLD):+61.3% 水色(S&P500):+58.9% ブルーの資産はとん…

資産運用のプロ10人が選んだ投信は?

2024年1月からいよいよ新NISAが始まる。 投信は全部で約6.,000本あり、その中で、今回の新NISAに対応しているファンドが、約2,250本(成長投資枠約2000本つみたて投資枠で約250本)。 個人投資家は多すぎてどのファンドに投資したら良いか迷うであろう。 「…

円安で日本の不動産はバーゲンセール?

www.nikkei.com この記事の中では、海外富裕層も日本への投資を増やしているようだ。 1~6月の海外投資家による日本の不動産の購入額は、前年同期に比べ1.4倍の5130億円まで膨らんだ。 このうち賃貸マンションは1割強を占めた。 なぜ、海外投資家の需要がこ…

オルカンに続き、S&P500にも信託報酬値下げの波

www.nikkei.com 9月に全世界株式(オルカン)インデックス投信で信託報酬手数料引き下げ競争が起こった結果、手数料最低水準が0.05775%(税込み)で一旦落ち着いたところ。 次は、S&P500のインデックス投信に手数料引き下げの波がきた。 仕掛けたのは、ニッ…

純資金流入額ファンドTOP10(2023年10月10日〜10月13日)

(出所:ウエルスアドバイザー) 国内公募追加型株式投信を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2023年10月10日〜13日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、 「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」が238億円の純資金流入と2週連…

新NISA成長投資枠で「金」に投資するには?

nisa.work 前回、ポートフォリオに「金」を組み込んでみたらという話をしました。 では、何を購入すれば良いのでしょうか。 金へ投資するファンドは10銘柄以上ありますが、その中でも以下の観点から3銘柄選択しました。 金価格のベンチマークであるLMBA金価…

地政学リスクの高まりと金価格の長期トレンド

jp.reuters.com イントロダクション 地政学リスクと資産の安全性 長期の金価格推移 金価格の長期的な上昇 投資戦略の変化 金資産のポートフォリオへの組み込み イントロダクション 上記、ロイターの記事も参考からも分かるように、イスラエルがパレスチナ自…

成長投資枠はアクティブファンドでいいの?

10月2日時点、投資信託協会が公表している新NISA制度の成長投資枠の対象商品は、1,682銘柄となっている。 この中でアクティブファンドが70%超を占めて、残りインデックスファンドとなっている。 成長投資枠は1,200万円まで利用が可能なので、インデックスフ…

外国債券ファンド:リスクとリターンの秘密に迫る

(出所:ウエルスアドバイザー) 前回は外債に投資するくらいなら、外債ファンドの方がお得という話をしましたが、実際に外債ファンドはどんな銘柄が人気があるのでしょうか。 上記表は、外債ファンドを純資産額順に並べたものです。 最も純資産額が大きく、…

投資するなら外債より外債ファンドがお得

海外の政府や企業が発行する債券(外債)への個人の投資が増加傾向にあります。 特に、米国の金利が上昇し、円安が進んでいることから、ドル建て債券への関心が高まっていることが背景にあります。 楽天証券は、2023年7月下旬から、多様な選択肢と少額から投…

純資金流入額ファンドTOP10(2023年10月2日〜10月6日)

(出所:ウエルスアドバイザー) 国内公募追加型株式投信を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2023年10月2日-6日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、 「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は322億円の純資金流入となり、…

イスラエル・パレスチナ紛争で「石油危機」が起きたら?

前回はイスラエル・ハマス紛争により、金価格が上昇している話をしました。 中東といえば、原油の一大産地です。 原油価格への影響は大丈夫なのでしょうか。 イスラエルとアラブ諸国は、紛争を繰り返しており、1973年に第4次中東戦争が起こっています。 この…

イスラエル VS パレスチナ紛争で「有事の金」が急上昇

「有事の金」という言葉を聞いたことがるかもしれません。 戦争やパンデミックなどで経済社会が大混乱に陥ると、株や債券などの誰かが信用を付した紙の資産(ペーパーアセット)よりかは、物そのものに価値のある現物資産(リアルアセット)が選択される傾向…

米ドル外貨預金より米国短期国債ファンドがお勧め

nisa.work 先日、外貨預金をお勧めしない理由という記事を書きました。 おさらいですが、お勧めしない理由は主に以下の3点です。 元本保証ではない 為替手数料がかかる 税金がかかる では、なぜ、外貨預金で運用するのでしょうか。 私には良くわかりませんが…

ドコモが金融サービスで経済圏拡大の動き

今日は今話題になっている証券会社再編の話です。 10月4日、ネット証券大手(3番目)のマネックス証券が、ドコモの子会社になると発表しました。 SBI証券が9月30日から国内株式手数料無料化を打ち出し、楽天証券が追随、マネックス証券は追随できず、劣勢に…

外貨預金をお勧めしない理由

ドル定期預金で高金利競争が始まっている。 三井住友銀行が9月下旬に年5.3%に引き上げたのがきっかけ。 SBI新生銀行は5日、現在の5.3%から業界最高水準の6%に引き上げ、ソニー銀行も5.3%に上げた。 他のメガバンクでも、これまで0.01%で据え置いてきた三菱UF…

米ドルの独歩高、円の独歩安

ニューヨーク外国為替市場で3日、ドルが約11カ月ぶりに150円台に乗せた後、すぐに1円超急落した。 どうやら財務省が為替介入(ドル売り円買い)をしたようだ。 今回のような為替介入は一時的な効果でしかない。 そもそも円が安くなっている根本的な要因は、…

純資金流入額ファンドTOP10(2023年9月25日〜9月29日)

(出所:ウエルスアドバイザー) 国内公募追加型株式投信を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2023年9月25日-29日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、 新規設定の「日本企業PBR向上ファンド」(愛称:ブレイクスルー)…

日銀の政策変更も近いか?

下記のドル円の為替のチャートを見てほしい。 ちょうど1年前の10月20日、1ドル=150円という節目を突破し、一旦は円高に戻ったが、直近ではまた1ドル=150円の節目に近づいてきた。 日本はこれ以上の円安を望まないから、150円を超えたら、財務省は為替介入…

老後資金2,000万円の資産形成シミュレーション

一時期、老後2,000万円問題が話題になりました。 仕事を辞めるのを60歳とした場合、それまでに年金以外に2,000万円は最低作っておいて、老後の不安を少しでも解消したいものです。 では、60歳で2,000万円の老後資金を作るには、各年齢において、毎月いくら積…

PBR1倍割(2080)ETFとは?

前回、日本株はバリュー株優勢の状況が続くのではないかとの話をしました。 その理由は、今年3月に東京証券取引所がPBR(株価純資産倍率)1倍以下の企業に対して改善策を開示・実行するよう要請したことにありましたね。 以下、東証の要請のリンクです。 ht…

日本株に投資するならバリュー株 or グロース株

前回は消去法の日本株投資という話をしました。 今回は、もし、日本株投資をするのなら、どのようなタイプの株式に投資したら良いか考えて見いましょう。 株式のタイプは、バリュー株(割安株) と グロース株(成長株)に大別されます。 バリュー株とは、対…

消去法の日本株投資

2023年4月に投資の神様 ウォーレン・バフェット氏が日本に来日した。 2011年から12年ぶり2回目の久々の来日となった。 彼は2022年8月から日本の大手商社株に投資、来日してさらに追加投資をしていく旨、言及していた。 この出来事をきっかけに、海外投資家が…

投信の保有コストは総経費率で見よう

ファンドの「総経費率」に対する注目度が高まりつつある。 総経費率とは実際の運用でかかったコストのことで、運用管理費用である「信託報酬」と「その他費用」の大きく2つに区分される。 「その他費用」には、主に監査法人に支払われるファンドの監査費用な…

純資金流入額ファンドTOP10(2023年9月19日〜9月22日)

(出所:ウエルスアドバイザー) 国内公募追加型株式投信の先週(2023年9月19日-9月22日)の純資金流入額上位10ファンドに、新規設定の以下の2ファンドがランクインした。 「世界半導体関連フォーカスファンド」(岡三アセット) 「SBI・iシェアーズ・イン…

新NISAを利用して日本株で毎月の不労所得を作ろう

今日は、「新NISAを利用して日本株で毎月の不労所得を作ろう」というのがをテーマです。 新NISAでは積立投資での資産形成がテーマになることが圧倒的に多いが、特に資産形成が一段落した退職層、シニア層にとっては、毎月定期的にインカム収入を得たいという…