増やす

Tracersシリーズの価格破壊

日興アセットマネジメントが運用するTracersシリーズのコストの低さは、目を見張るものがある。 先日紹介した下記の記事でオルカンでは、これまでコストの低さで市場を牽引してきたeMaxis Slimシリーズの信託報酬 0.1133%に対し、0.0525%と圧倒的な低さを提…

全世界株式投信「オルカン」と「除く日本」どちらが良いか?

人気のインデックスファンドといえば、下記の表の通り、米国株式「S&P500」か全世界株式「オール・カントリー(通称オルカン)」ということになりますね。 そこで良く聞かれるのが、下記表で2位の全世界株式「オール・カントリー」と9位の全世界株式「除く日…

つみたてNISA採用ファンド、10年リターンはすべてプラス

www.wealthadvisor.co.jp このグラフは、各期間において、プラスのリターンを獲得したファンドの割合を表している。 つみたてNISA採用ファンドはブルーの棒グラフ。 過去1年間、80.5%(=177/220) 過去3年間、99.0%(=197/199)…

MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース、除く日本)の最強ファンドは?

www.wealthadvisor.co.jp 上記記事によると、ニッセイアセットマネジメントが5月29日、<購入・換金手数料なし>シリーズのインデックスファンド4本について信託報酬の引き下げを発表した。 これによって、先行して引き下げた「たわらノーロード」、「e…

外貨建て投資信託債券ファンドの注意点

前回、外貨運用には、外貨建て投資信託の債券ファンドが適しているという話をしました。 なぜかというと、他の外貨運用に比べて、税金面でお得(NISA利用可能)でコストも安いからです。 外貨建て投資信託の債券ファンドといっても何百銘柄もあって、どれを…

S&P500を上回った好成績米国株ファンド比較

前回ご紹介したS&P500を上回った好成績米国株ファンドを下記の通り、ご紹介した。 これはあくまで5年リターンのみにフォーカスを当ててランキングしたもので、5年リターンが勝るからこのファンドのパフォーマンスが良いというのはイコールではない。 そこで…

S&P500を上回った好成績米国株ファンドとは?

go.sbisec.co.jp 世界の株式市場で最も有望な銘柄が集まっているのは、当然ながら米国株式市場です。 以下の図表を見て下さい。 米国株式市場の大きさ、銘柄の大きさは、圧倒的ですね。 (出所:外国株式投資の魅力、岡三証券作成) レポートリンク(凄くわ…

アクティブETF、迫る解禁

ETFとは、上場投資信託のことを指す。 投信は1日に1回決まった価格でしか購入できないが、ETFは市場でリアルタイムに売買が可能だ。 一般的に投資信託より運用コストが安い。 アクティブETF市場は欧米で先行して急成長している。 英調査会社ETFGIによると、…

つみたてNISA商品のコスト戦争はまだまだ続く

つみたてNISA用のインデックスファンドの信託報酬引下げ競争が激しくなってきた。 表(出所:AERA)は最新のつみたてNISA売れ筋ランキング。 相変わらず人気なのが、米国株式のS&P500指数のインデックスファンドと全世界株式(通称:オルカン)インデックス…

バークシャーの投資方針と類似した投資信託を探そう

nisa.work nisa.work これまでみてきた通り、投資の神様ウォーレン・バフェットが運営するバークシャーの長期に渡るパフォーマンスは大変魅力的なので、投資方針を真似したいところです。 基本的な投資方針は挙げると、以下の通りです。 米国を中心とした株…

世界一の投資会社バークシャーの株主になろう

これが、投資の神様、ウォーレン・バフェットが運営する世界一の投資会社バークシャーのポートフォリオである。(2022年12月末時点) 約40%がアップル株で占められています。 S&P500のアップル株のシェアが7%であるから、かなりアップル株に集中しています。…

58年間で38,000倍のパフォーマンス、投資の神様ウォーレン・バフェット

投資の神様のウォーレン・バフェットは長期投資、集中投資で有名。 グラフは、投資の神様、ウォーレン・バフェットが経営する投資会社バークシャーの株価の推移です。 なんと、58年間で1ドルの価値が37,875ドルになっている。 これって、10万円投資していた…

新NISA成長投資枠で米国個別株という選択肢

新NISAは、オルカンなど全世界株式、S&P500などの低コストインデックスファンドを長期に渡って積み立てていくというのが王道であろう。 ただ、それではFIREできるまで資産を早く増やせるかわからないし、物足りない人も多いであろう。 そんな時は、新NISAの…

信託報酬ではなく、総経費率を見極めよう

2024年4月から投資信託の目論見書に総経費率の掲載が始まる。 2024年からの新NISA導入に向け、投資信託の信託報酬の引き下げ競争が活発化している。 インデックス運用のように、同じ運用内容ならコストが小さいほど、効率的な運用ができて、投資家の資産が増…

金価格に連動する投資信託比較

前回の記事で米国株式と金のポートフォリオの話をしました。 では、金資産を実際のどのように保有したら良いのでしょうか。 大きく分けて2つの方法があります。 金の現物を購入する。 金価格に連動した投資信託やETFを購入する。 1の方法は、よく純金積立の…

業界激震!! 史上最低信託報酬のグローバル株式インデックス投信登場

www.itmedia.co.jp 史上最低信託報酬のグローバル株式インデックス投信が登場した。 その名前は「Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界株式)」という。 4月26日から日興アセットマネジメントが取り扱いを開始する。 もちろん、つみたてN…

成長投資枠で全世界の株式に投資するなら「てつさん」はどう?

つみたて投資枠で投資する場合は、金融庁が指定した銘柄(ほとんどが低コストのインデックスファンド)から選ぶしかありません。 1,800万円の枠すべてつみたて投資枠で選択した銘柄を購入するという方法もありますが、成長投資枠1,200万円については、インデ…

金利上昇局面では国内債券ファンドは選択しないように

www.morningstar.co.jp ネット証券の投信積立契約件数ランキングの1月分がモーニングスターより発表された。 インデックスファンドのグローバル株式型が上位を占める結果となり、違和感はないが、記事にもあるように、「eMAXIS Slim国内債券インデックス」が…

S&P 500配当貴族指数とは?

2月2日に野村アセットマネジメントが運用する「野村インデックスファンド・米国配当貴族指数」のヘッジあり、ヘッジなしの両ファンドがつみたてNISA対象商品に追加された。 この配当貴族指数とは何だろうか。 この商品のパフォーマンスはどうだろうか。 詳し…

つみたてNISA対象商品(アクティブ運用投資信託ーまとめ)

これまでアクティブファンドの海外株式、海外複合資産型を比較してきましたが、その中で3つのファンドを選択しました。 以下、その3つのファンドとNYダウインデックス(NYダウ連動)を比較しています。 (出所:モーニングスター) 上の表はモーニングスター…

つみたてNISA対象商品(アクティブ運用投資信託ー海外複合資産型②)

(出所:金融庁HP 2023年1月17日時点) 海外複合資産型の残り4つのファンドを見ていきましょう。 また、参考までに、海外株式で選択したキャピタル世界株式ファンドも比較に加えました。 【比較表】 【ファンド概要】 のむラップ・ファンド(積極型) LOSA長…

つみたてNISA対象商品(アクティブ運用投資信託ー海外複合資産型①)

(出所:金融庁HP 2023年1月17日時点) 海外株式に続いて海外複合資産型を見ていきましょう。 10個のファンドがありますが、まずは海外及び公社債、株式及びREITを見ていきましょう。 ハッピーエイジングは3種類ありますが、最も株式組入比率が高い(90%)…

つみたてNISA対象商品(アクティブ運用投資信託ー海外株式)

(出所:金融庁HP 2023年1月17日時点) 年率6%のリターンを目指すということで、つみたてNISA対象商品のインデックスファンド、特に海外株式型について紹介してきました。 つみたてNISA対象商品の中には、インデックスファンド以外にアクティブファンドもい…

「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の目論見書を読み解く③

では、続きです。 「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の目論見書を見ながら詳細内容を確認していきましょう。 2022年12月末時点の目論見書のリンクはこちら 目論見書 【P6】 【信託期間】 この期間は重要です。このファンドは無期限となっているので…

「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の目論見書を読み解く②

では、続きです。 「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の目論見書を見ながら詳細内容を確認していきましょう。 2022年12月末時点の目論見書のリンクはこちら 目論見書 【P3】 既定のリスク説明のページなので、割愛します。 【P4】 左のグラフは、ベ…

「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の目論見書を読み解く①

では、次に全世界株式に投資する際にお勧めの「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」について、目論見書を見ながら詳細内容を確認していきましょう。 2022年12月末時点の目論見書のリンクはこちら 目論見書 【P1】 ファンドの仕組みを見ると、投資資金は…

「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」の目論見書を読み解く③

では、続きです。 「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」の目論見書を見ながら詳細内容を確認していきましょう。 2022年12月末時点の目論見書のリンクはこちら 目論見書 【P6】 【信託期間】 この期間は重要です。このファンドは無期限となっているの…

「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」の目論見書を読み解く②

では、続きです。 「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」の目論見書を見ながら詳細内容を確認していきましょう。 2022年12月末時点の目論見書のリンクはこちら 目論見書 【P3】 既定のリスク説明のページなので、割愛します。 【P4】 左のグラフは、ベ…

「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」の目論見書を読み解く①

つみたてNISA投資枠で指定されている銘柄のインデックスファンドを5回に渡って確認してきました。 検討の結果、インデックスファンドに投資するなら、米国株式市場か、米国市場に新興国株も加わった全世界株式市場のどちらかを選択した方が良いとの考えです…

つみたて投資枠の商品選択(FTSE Global All Cap Index:投資銘柄)

つみたて投資枠に設定されている商品の中で、「FTSE Global All Cap Index」をベンチーマークに採用している投信は、以下の4銘柄になります。 (出所:金融庁)※5:12月21日、「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」を追加。 比較表を見て…